2019年1月17日(木)ボラバイトCafe

遅ればせながら2019年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年最初のボラバイトCafeも、先日無事に開催することが出来ました。

【今回の参加者状況】
参加者3名・スタッフ2名

今回は、都内で就労支援に携わる職員の方にもご参加いただきました。
就労支援施設において利用者の方へ向けて、ボラバイトの普及、提案などを行っていただいている繋がりがあります。ボラバイトの基本知識を知ると共に、この説明会の参加者傾向や、就労に対する意識を把握したいという目的で参加されたそうです。

【開催の概要】
過去の報告をご参照下さい。
http://www.volubeit.com/association/category/vcafe/
これまでの開催を振り返り、単なる説明だけではなく、ボラバイトならではの説明会を目指し、会の後半はテーマを定めず参加者全員でフリーの歓談時間を設けることになりました。参加者自身が気持ちの中にあるものを言葉にして、全体に共有することで、気持ちの整理や、ゴールに向けてより前向きに進むことが出来るのではないかという狙いがあります。これまで取り組んできた「カタルシェア」=グループカウンセリングの非常に気軽なライト版というイメージが近いかもしれません。

【進行スケジュール】
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13:00~13:10 あいさつ、自己紹介
13:10~14:00 ボラバイトについての基本説明(PPT)、質疑応答
14:00~14:05 休憩(5分)
14:05~14:45 Cafeパート:参加全員でフリートーク
(今後やりたいことや目標、最近の関心事など自由なテーマで歓談)
14:45~15:00 アンケート記入、終わりのあいさつ
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【参加者からの質問内容】
◎住み込みのイメージがつきにくく、現地での洗濯などはどのようにしたら良いでしょうか?
◎ネットではネガティブな記事を目にすることもあります。募集情報は信用できるものでしょうか?
◎ボラバイトを勧める際、「年だから(参加は難しいのでは…)」という意見があります。応募者の内訳を教えてほしい。

◎住み込みのイメージがつきにくく、現地での洗濯などはどのようにしたら良いでしょうか?

洗濯は基本ボラバイターさん自身で行います。洗濯機は自由に使ってよい場合がほとんど。洗剤は使用可、自分で持ち込みかに分かれる部分ですので、応募先の方へご確認下さい。近隣のコインランドリーを利用する場合もあります。

◎ネットではネガティブな記事を目にすることもあります。募集情報は信頼できるものでしょうか?

HPでは受け入れ先より提供いただいた情報を、出来る限り正確な情報としてお伝え出来るよう、十分に確認を取った上で掲載を行っています。
ただし中には、募集途中で状況が変わるなどして、実際と異なる情報が出る場合があります。そうした情報の相違から、ネットでご意見が挙がるようなケースが発生するのではないかと考えております。情報に相違があるとご報告をいただいた際には、すぐに受け入れ先へ状況を確認し、情報の訂正に努めております。そして中でも悪質と判断した場合には、今後の掲載を取りやめるといった然るべき対処を行っております。ネットの情報には、実際の状況と異なる内容や、情報自体かなり古いものが多いので、ご不明な点は些細なことでも構いません、ぜひ運営までお尋ね下さい。

◎ボラバイトを勧める際、「年だから(参加は難しいのでは…)」という意見があります。応募者の内訳を教えてほしい。
ボラバイトの利用者(VB会員)は大学生~40歳までの年代で約9割を占めています。若い世代を中心に利用いただいているボラバイトですが、最近では傾向に少し変化が見られます。
・40代~シニア世代の増加:働く選択肢が多様化したことで、自分がやってみたかったことを思いきり体験したい、都会の生活とは180°違う自然の中で働きたい、定年後のセカンドライフに農業をやりたいなど、非常にアクティブな目的での応募が年々増加しています。中にはご夫婦で参加する方も!日本中を旅するような気持ちで、新たな自分の生き方を探索されている方が多いのではないでしょうか。下は中学を卒業したばかりの15歳~上は70歳代の方まで幅広い世代の方がボラバイトを利用しています。

【Cafeパート・フリートーク】
最初は誰かが話題を切り出してトークが始まりますが、こうしてテーマに沿った話をグループで行う会話形式を「ワールドカフェ」と言うそうです。(参加者の方に教えていただきました。)最初は髪を切った、旅行に行った、という取り留めもない話から始まり、今回の場合では徐々に、働き方について、自分が今後目指していきたい方向性の話に会話が進んで行きました。

ボラバイトをする方の中で、一生ボラバイトをしながら暮らしていこうと本気で思っている方はきっといないはずです。人生の通過点や、自分を成長させる経験として、ボラバイトとして働くことで、何かを得たいと考えているのではないでしょうか。なので、実際にボラバイトをやってみて「自分には合わない」と感じた人もいると思いますが、これも立派な気づきだと思います。
「自分にはここが合っている、けれどここは合わない」という風に、自分の進むべき道を決定する判断材料の一つとしてボラバイトを選ぶといいね、という意見が非常に印象的でした。実際に参加者のうちのお一人は、今年一年を勉強期間として、農業を学ぶ時間に充てたいとのことでした。そして今後の進路を就職、就農、あるいは大学に入ってさらに学びを深めるのかを決めたいと仰っていました。

【まとめ】
フリートークの部分で、自分の思いの丈を丁寧に話していた皆さんの様子がとても印象的でした。引き続きこの形式を続けながら、自分について語れる場を提供していけたらと思います。これから春に向けて動こうとしている、動きたいけど中々きっかけがつかめないという方も、ぜひ気軽な気持ちでご参加いただけると幸いです。